16 妻と子と遺贈を受けた者がいる場合の相続

正式な遺言で遺贈を受けたものを受遺者といいます。
  そのうち遺贈に対する割合で贈られる場合を包括遺贈といいます。
  これを受けたものは、相続人と同一の権利義務を有することになります。
  受遺者はその定められた割合を相続しますが、他の相続人と同様に放棄や限定承認をすることもできます。
  また、受遺者は誰であってもよいのですが、相続欠格者にはその資格はありません。
  なお、遺留分を侵害した場合は減殺請求されます。

受遺者        1/3
妻          2/3×1/2=2/6
長男・長女・次男   2/3×1/2×1/3=2/18

17 子供だけしかいない場合の相続

両親が死亡し子供だけが残された場合、たとえ被相続人に兄弟姉妹がいてもそれらは相続人にはならず、子供だけが相続人になります。
 この場合、被相続人の妻も死亡しているわけですから、子供3人が全財産を等分に相続します。
 ただし、子のうちに嫡出でない子がいる場合は非嫡出子の相続分は、嫡出子の2分の1を相続することになります。
 (21)参照

長男 1/3
長女 1/3
次男 1/3

18 子と孫だけの相続

妻はすでに死亡しているので、子供達が全財産を相続します(17)。
 その子供たちが大きくなって家庭を持ち、孫もいるのですが、その子本人は死亡しているケースです。
 この場合、長男 長女は次男の死には影響をうけませんので3分の1ずつ相続します。そして次男の分をその子である孫が人数で等分に分割して相続することになります。
しかし次男が相続を放棄した場合はその子(孫)には相続権はありません。

長男・長女        各1/3
孫A・孫B(次男の子)  各1/3×1/2=1/6
次男の嫁         なし

 

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