31 娘婿と親がいる場合の相続

被相続人の親と娘婿がいる場合、娘婿が正式な養子になっているか否かで相続が異なります。
 被相続人には、配偶者がすでになく、相続人は血族としての相続人だけなので、娘婿が養子であれば、
 実子と同様に血族として娘婿だけが相続人となります。親は相続できません。
  しかし、娘婿が被相続人の養子でなければ、代襲者たる孫もいないため、被相続人の父母だけがすべて等分で分割相続します。

娘婿   全部
父母   なし 

32 親だけが相続する場合の相続

妻はすでに死亡しているので、血族だけの相続人となります。
 第一順位の子供又はその代襲相続人がまったくいない場合は、第二順位の直系尊属の中で、
 親等の近い父母だけが等分に相続します。
 たとえ祖父母が健在であっても、親等のちかい者がいるかぎり次の親等のものは相続できません。
 父母がともに死亡している場合のみ祖父母が相続しますが、この場合は、父方も母方も同一の割合で相続します。

父母       各1/2
祖父・祖母    なし

33 養親と実親が相続する場合の相続

被相続人に子供も配偶者もいない場合は、第二順位の相続人・親が全財産を相続します。(32)参照
  事例は、その子が養子であり、養方の父母も実方の父母も健在で、養子本人が死亡したケースです。
  養子縁組をすると、法定血族として養親と養子の関係は実親と実子の関係と同様になります。
  他面、養子になった子は実方との縁も切れず、実親実子の関係は残るため、養父母も実父母も同等の割合で全員が相続します。

養父・養母     各 1/4
実父・実母     各 1/4
長女・次女     なし

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